就活で柔軟性を鍛える

―柔軟性―

働き方改革等で、働き方に対する考え方が見直されている今、私たちに求められているのは柔軟性です。しかし、柔軟性とひとえに言っても、多様な意味が含まれており、結局柔軟性って多様な視点を持てることなのか、それとも、臨機応変な行動ができることなのか、はたまた、新しい環境になれるのが早いことなのか…。

そこで考えたい今回の柔軟性。柔軟度の高い人間とはどういう人間を指すのか、逆に柔軟度の高い企業とはどういう企業があるのか。また、私達が柔軟度を高めたい時、何を意識するべきか。それらについて考えていきたいと思います。

 

―身の回りの人と企業から柔軟性を考える―

 

皆さんの周りに「この人、柔軟性があるなぁ」と思う人はいるでしょうか。

そして、その人たちの特徴は何でしょうか。

試しに私がいくつか挙げてみたいと思います。

 

①臨機応変に行動ができる

②何かにとらわれることのない自由な発想

③変化に対する恐怖よりも、変化に対する興味をもって、挑戦していく

④話しかけやすい雰囲気と人への物事の伝え方がきつくない

⑤ベースがしっかりしているので、応用が利く

⑥人の意見を聞く耳を持っている

⑦周りの状況を見ることができる

 

上記の例をまとめると、周りの環境の変化によって、自分自身の行動や思考、モノの見方を少しずつ合わせたり、変えたりしながら、動いていく。

これが柔軟性ではないでしょうか。

 

さて、一方の企業側ですが、企業において柔軟性があるとはどういうことでしょうか。

一般的にIT企業などは、比較的働き方も柔軟的であることが多いです。というのも、業界自体、事業自体の進行度がとても速いからです。事業のスピーディーな進行についていくために、いや、ついていこうとすると自然と考え方が柔軟になってくるのだと思います。

それ以外はどうでしょう。これもまた、私がいくつか挙げてみたいと思います。

 

①柔軟な働き方(フレックスタイム導入・リモート勤務可能・副業可能…)

②柔軟な経営(部署移動が行われやすい・利益をあまりあげられていない事業をだらだらと継続しない・市場ニーズへの対応が迅速・斬新なアイデアの新規事業)

③柔軟な人(臨機応変な行動・自由な発想・周りの状況を見ることができる人)

④柔軟な対応(すぐ場に応じて行動できるような教育がなされているか)

⑤柔軟な関係性・環境(若手でも自分のやりたいことに挑戦できる環境か)

 

以上が挙げられます。

この柔軟な人と柔軟な企業の両者に共通するのは、いずれも「思考」「行動」「知覚」の3つにおいて柔軟であることです。

つまり、私たちが柔軟な人になりたいと思ったとき、意識すべきはこの3つだということです。

 

―私達は何を意識すべきか―

以上の点を踏まえて、柔軟性が求められている今、私たちがどういうことを心がけるべきかについて考えたいと思います。

まず、はじめに、先に挙げた「思考」「行動」「知覚」についてお話ししたいと思います。例として、柔軟な人を取り上げましょう。

柔軟な人の①~⑩の性質を考えたときに、①の「臨機応変に行動できる」というのは「行動」の性質であり、かつ、これを達成するには⑦の「ベースがしっかりしているので、応用が利く」という「思考」の性質と⑨の「周りの状況をみることができる」という「知覚」の性質を心がける必要があります。

また、②の「何かに捉われることのない自由な発想」という「思考」の性質であり、かつ、これを達成するには、④の「変化に対する恐怖よりも、変化に対する興味をもって、挑戦していく」という「行動」の性質と⑧の「人の意見を聞く耳を持っている」という「知覚」の性質を心がける必要があります。

つまり、「思考」を柔軟にするためには、「行動」と「知覚」の2つを心がける必要があり、「行動」を柔軟にするためには、「知覚」と「思考」の2つを心がける必要があるというように、この3つは切っても切り離せない関係にあるのです。よって、柔軟度を高めたいのであれば、どれか一つからアプローチをするだけでも大きく変わることができます。

 

―今だからこそできる柔軟度の高め方―

そこで、今回ご紹介するのは就活という時期に打ってつけの柔軟度の高め方です。

私達は無意識のうちに考え方が固定の枠組みにはめられがちですが、その枠組みを外してあげるのが、その名も「対自分反論法」です。

これは、自分の意見に対する反論を考えるという方法で、例えば、「私は成長したいから裁量の大きい会社で働きたい」という自分の意見があるとすれば、それに対して、「裁量の大きい会社以外じゃ成長できないんですか?」というように自分に対して反論してみて下さい。そう反論を繰り返すことで固定されていた枠組みから外れやすくなるのです。

これがなぜ今だからこそ、就活の時期だからこその方法かというと、この「対自分反論法」というのは自己分析の手法としても最適だからです。就活期に多くの時間を自己分析に費やすのであれば、自己分析をしつつ、自分の柔軟性も高めてしまおうというわけです。

また、もう一つの策として、自分の気になる会社や業界についてのニュースを見てみるのも良いと思います。特に、多くの学生は抵抗を感じてしまうかもしれませんが、新聞を見出しだけでもいいから情報として取り入れてみたり、行きたい企業が明確になっているのであれば、株主向けのIR企業情報をみてみたりするのもよいと思います。そうやって、まずは「知覚」の対象を広く持ち、そこから「思考」を柔らかくしていくこともできます。

どちらの方法も、一度習慣づけてしまえば、無理な話ではありません。どうせ就活をするなら、自分の柔軟性も高めてみてはいかがでしょうか。

 

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