面接での嘘はあり?なし?

-嘘-

「カフェAでバイトリーダーを務め、関東で売上1位にもっていきました!」

一度とある企業の集団面接でこの言葉が3人の口から出てきたことがありました。

この3人の中に嘘をついていない人が何人いたのかは疑問ですが、面接官側からしたら「同じカフェAでみんな1位ってどういうこと?」ってなってしまいそうです。

「就活における学生時代に頑張ったことは何かしらの結果を残さなくてはいけないのではないか」

「明確な結果を提示したほうがいいのではないか」

という考えからきっとこのような面白いことになってしまったと思うのですが、果たしてこれはいかがなものでしょうか。

今回のテーマは面接における嘘。そして、嘘から考える決断の仕方です。

 

-ミスマッチの嘘は意味のない嘘-

冒頭で述べたことが仮に嘘だとすると、これは意味のないミスマッチの嘘です。

ミスマッチの嘘は、本当の自分の経験や価値観をなくしてまで、会社に自分を合わせようとする嘘のことで、自分と企業とのミスマッチをもたらさざるを得ません。

 

冒頭の発言を見てみましょう。

カフェAで バイトリーダーを務め、 関東で 売上1位にもっていきました

なんだか受験英語のような文の区切り方ですが、この発言には嘘をつくポイントが以下の4つあります。

①そもそもカフェAではバイトしたことなどないが、カフェAでバイトをすると就活に有利と聞いたので、バイトをしたことにした。

②バイトリーダーは勤めていないが、カフェAでバイトはしていた。

③関東のような大きなフィールドではなかった。

④1位にはなっていない。

②から④に関して言うと、嘘をつく必要はないので、ありのままを話し、自己分析を深めてほしいということです。たとえば②はただのバイトで選考に不利になることはありませんから、アルバイトとして、どれだけ主体的にバイト先に貢献したのか、自分はそこから何を学び取ったのかを考えてみてください。③と④は、フィールドの大きさとか、順位とかを気にするのは良いけれど、それならそれで、なぜ、もっと大きなフィールドで、高い順位をとることができなかったのか。失敗の要因を探って、そこからの学びと、その後はどういう意識をもって取り組んでいるのかを語ってみてください。

①はというと、これはカフェAでバイトをしたことなどないのに、したことがあるというようにするのは自分が他のところでバイトをしていたとするとそこでの経験を塗り替えているのと一緒ですし、そもそもバイトすらしていなかったのなら、経験したことのないことを創り出しているのと一緒です。これらは、面接官に深く突っ込まれたとしても、語りようがないですし、そこからさらに語ることができたとしても、語りから出てくる言葉は薄い言葉の集まりになってしまいます。面接官はたくさんの学生を見てきていますから、そういった薄い受け売りの言葉にはすぐに気づき、本音で向き合っていないとすぐにばれてしまいます。つまり、ミスマッチにつながるのです。

 

 -後悔しない選択肢を選び続ける-

私が今回このテーマを通して述べたいのは以下のことです。

 

嘘はついてほしくない。

あなたのありのままの経験や考えを知りたい。

そして、自分が後悔しない選択肢を選んで欲しい。

 

就活がその人の人生のすべてを決めるわけではないけれど、ファーストキャリアというものは自分が社会人になってすぐ所属するので、影響力はある程度強いと思っています。

よって学生が妙な固定概念(サークルを学生時代に頑張ったことにするのであれば、幹部職でないといけない等)の元、嘘をつきたくなる気持ちもわからなくありません。しかし、自分の経験や考えも伝え方によっては嘘よりずっと良い本当の姿があることも忘れないでください。

そして、それでも嘘をつくのであれば、自分が納得する理由付けを行い、後悔しないような選択肢を選び続けてください。

 

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