共感を得るために共感を示す

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-ファンを生む共感-

 

皆さんが「共感」と聞いて思い浮かべる意味はどのような意味ですか?

「共感」と「同感」の違いを説明することはできるでしょうか?

私は現在FITSで働く中でFITSのファンを創るためには「共感」が大切であると気づきました。ですので、今回はFITSで働くインターン生に「共感」についての軽いヒアリングを行い、その結果から、「共感」について就活や転職活動といった視点から学んでいきたいと思います。

 

-共感を得るために共感を示す-

 

今回、インターン生に行ったヒアリングの内容は「FITSのファンであったり、お客様からの共感を得たりするために工夫していることはありますか。」というものです。

このヒアリングにおける共感は「いいなと思う」共感としています。共感にはもう一つ「相手を知ろうとする態度」を示す共感がありますが、そちらについては後に説明します。

▼返ってきた答えがこちら▼

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この中で、「その人の好みを見ています」という答えに私は着目しました。これは、FITS側が求めているものが、FITSの商品や会社のファンになってもらうことだとすると、それを満たしてもらうために、FITSはその人が共感する(いいなと思う)商品や会社からその人の好みを、その人を、知ろうとしているのです。

つまりは、FITSの商品を通して、FITSに共感してもらう(いいなと思ってもらう)ために、FITSはその人に共感(相手を知ろうとする態度)を示す。この記事のタイトルにもなっているように、共感(いいなと思ってもらう)を得るために共感(相手を知ろうとする態度)をこちらから示しているのです。

これと少し似た話で、誰からも嫌われないとされる人はこの共感を得るために共感を示すことを行っています。「この人は自分とは合わない」と毛嫌いするのではなく、「この人はこういう自分とは合わない側面があるけれど、他にはどんな側面があるのだろうか」と、相手を知ろうとしているのです。そうすると、相手も嫌な気はしませんし、相手も自分のことを知ろうとしてくれます。「いいなと思う」共感につながる「相手を知る」共感を示してくれるのです。そして、面白いことにこの共感のお話は次章にて就活とも関わってきます。

 

-共感が深まった結果…-

 

前章の最後に述べたように、上記で説明したことは、そのまま就職活動にも置き換えられると私は思っています。というのは学生が企業のビジョンや取り組みに共感を示し、それに対して、企業側も自分たちに共感を示してくれた学生を知ろうとする。この共感が深まっていった時、採用となるのではないかなと思うのです。

(※最近では逆求人もあるため、企業側が先に学生に共感を示し、それに対して、学生が自分を欲してくれている企業を知ろうと共感を示すこともあります)

 

共感が深まるというのは、相手と自分の価値観や見据える方向性にあった境界線が薄れてくることを指しています。これは決して同じになるわけではないけれど、全く異なる他者同士ではなくなり、共通点が見えてくることを指しています。

 

この共感と採用の関わりから何が言いたいかというと、時に、企業や業界のことを調べもせずに「この企業は向いていない」とか「この業界は自分とは合わない」とか言う人がいるのですが、まずは、知ってみるところから始めてみてはどうだろうかということなのです。勿論、直感も大切ですし、優先順位をつけて行動することも大切です。しかし、知りもせずに選択肢を切り捨ててしまうのは時に危険ともいえるのです。

 

例えば、就活生によくあるのは、業界や”ベンチャーと大手”のような比較的大きい枠組みでの切り捨てです。大きい枠組みの時点で切り捨ててしまうと、そこに属するたくさんの企業を切り捨てることになりかねないので、簡単に選択肢を切り捨てるのではなく、後悔しない様よく考えて、納得のいく選択をした方がよいのではないでしょうか。

加えて、選択肢を切り捨てるにしても、予め調べてから切り捨てるのと、調べないで切り捨てるのでは、意思決定後に「納得感をどれだけ感じることができるか」や、「社会全体の業界や企業の位置づけが見えてきて、視野がどれだけ広がるか」ということに違いがでてきます。

 

納得のいく進路を決めたいのであれば、選択肢を容易に切り捨てすぎず、まずは少し知ってみる、という「相手を知ろうとする態度」を表す共感を示すことを勧めます。

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