相手の意図を汲み取って話すことは大切でもあり、危険でもある

-相手の意図を汲みとって話す-

 

できていてほしいけど、意外と多くの人ができていないことは世の中にたくさんあります。

例えば、今回のテーマである「相手の意図を汲みとって話す」こと。

私達は、誰かから質問をされたときに、相手がどういった回答を求めているのかを無視して、自分本位の考えで答えてしまうことがあります。

皆さんの中にも自分本位の考えで話してしまい、後から「そうではない」と言われて、「そういう答えを聞きたいなら、そういう答えをだそうと思えるような質問の仕方をして欲しい」と思ったこともあるでしょう。しかし、私はそうは思いませんでした。この相手の意図を汲みとった行動ができるようになると、物事がうまく進むようになると気づき、意識するべきなんじゃないかと思ったのです。

そこで、今回はこの「相手の意図を汲みとって話す」ことの大切さ、これを意識するとどういった点で良いのかを就活の話を交えながら考えていきたいと思います。

 

-求める答えを出すのではない。-

 

まずはじめにここで絶対に忘れてほしくないのが「相手の意図を汲みとって話す」というのは決して、相手の求める答えを出すということではありません。求める答えを考えるのではなく、求めている”答え方”で答えてあげることを指しています。

相手の求める答え方というのは、たとえば、「どのくらい詳しい答えを求めているのか」や、「相手がどういう意図でその質問を聞いているか」を汲み取って自分の考えを伝えるということです。

それがなぜ冒頭で述べたように物事がうまく進むことにつながるかというと、「相手の意図を汲みとって話す」と誤解を防ぐことができたり、相手の意図を汲み取ろうと相手への共感的姿勢を示すことで相手も自分に共感を示してくれるようになったりと、他者とのコミュニケーションが円滑になるからです。

この良さを就活に当てはめて考えると、例えばエントリーシートです。エントリーシートでは基本的に短文の質問がいくつか与えられます。極端な例にはなってしまいますが、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」この質問に対して、「部活でやっていたサッカーを頑張りました」とだけ答えた場合相手の意図を汲みとれていません。

そうではなくて、企業側はどういった答えを求め、自分についてどういったことを知りたいのか考えてみてください。

本当はただ頑張ったことを聞きたいのではなく、頑張っていく中でどういった苦労や経験を積んできたのか、そこでどのような学びを得たのか、どういうことが仕事にも活かせそうか。そういったことを求めているのではないでしょうか。これらを汲み取ったうえで答えることができると、企業とのミスマッチを防ぐことができ、このブログでいうところのよりFITS MEな企業に出会うことができるようになります。

以上より、質問の文そのものに対して、ただ答えるのではなく、その真意を探り、どういった答え方をすればいいのかその場の状況判断も含めて答えることができるようになるとよいのではないでしょうか。

 

-円滑さかマッチ度か-

 

さてここまで「相手の意図を汲みとって話す」ことがコミュニケーションを円滑にするため良いということについて話してきました。

しかし、ここまで話しておいて何なのですが、就活においての面接はコミュニケーションの円滑さより企業と学生の想いがマッチしているかどうかを見る企業がほとんどだと思っています。

学生からも採用担当者からもよく聞くのは

「話しているうちに頭の中でごちゃごちゃになってきてしまって、論理的に話すことができなかったけれど、その面接は通過した」

「うまく話せてはいなかったけど、実体験に基づく彼or彼女の想いは伝わってきて、その思いと企業の想いがマッチすると感じたから、面接が通過した」

といったものです。

確かに相手が答えに何を求めているのかを考えて答えれば、きれいに聞こえますし、相手の思い通りの答え方で答えているわけですから、相手とマッチしたようにみえるかもしれません。しかし、一度踏みとどまって考えてみてほしいのです。

自分の本当の意見を伝えられていますか。

伝えられているのであれば、良いのですが、先にも述べたように、今回のテーマである「相手の意図を汲みとって話す」ことの大切さは自分の意見や考えを伝えることがベースにあったうえで、相手の求める答え方で答えることです。

つまり、コミュニケーションが円滑になっていなくとも、企業に惑わされない自分の考えがしっかりと伝えられ、それとマッチする企業が自分にとってFITSな企業なのです。

これを読んでいる皆さんにはその点を間違えないでいただければと思っています。

 

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