それを問うてどうなるかを考える

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-不安からくるたくさんの疑問-

 

「先輩はいつからESを書いていましたか?」

「どのように自己分析を進めましたか」

「いつまで部活に専念していいと思いますか?」

 

就活を終えた4年生に集まるこれらの多くの質問。

自分の将来を、経験したことのない就活というもので決めるという考えから不安になってしまうのは仕方ありません。

しかし、ふと冷静になって考えてみてもほしいのです。

これ、人に聞くのはいいけれど、聞いたところでどうなる?

と。

もちろん、疑問を持つこと、人の経験談を聞くことは凄く重要なことです。

しかし、そこから先の「それを問うてどうなるか」のところがしっかりしていないと、

知らず知らずのうちに他者の判断基準での意思決定を行う可能性がでてくるのです。

そこで、今回は就活において、人の経験談を聞くうえで疑問の先を考えない危険性について考えていきたいと思います。

 

-疑問の先を考えない危険性-

 

まず、疑問の先を考えない危険性についてです。

例えば、「いつから自己分析を始めましたか」という3年生からの質問に、「私は4年生から始めたよ」と就活を終えた4年生が答えたとします。

それを聞いて3年生はどうするのでしょうか。

先輩が4年生から始めたから自分も4年生にならないとはじめないのでしょうか。

それとも、自分はもう少し早めにはじめた方が良さそうだからと早めにはじめるのでしょうか。

前者にしてしまうと、この3年生は自分の判断基準ではなく、この4年生の判断基準で自己分析を始める時期を決めていることになります。

つまり、3年生は4年生の判断基準で就活という自分の将来のことを考えることをスタートさせたことになってしまうのです。

自分の人生なのに、自分で決めず、他者に決めてもらうのはいかがなものでしょうか。

相手と自分は置かれた環境ややっていること、生活スタイルが全て異なるのに、同じやり方で物事を決めてしまってよいのでしょうか。

この、相手の基準で物事を、自分の将来決めてしまうことになるというのが疑問の先を考えない危険性だと私は思います。

冒頭でも述べたように疑問をもつというのは、その物事について深く考えようとしているので素敵なことなのですが、その疑問に対する仮説を立てたり、その質問に対する答えからどう自分に活かすかを考えないと、相手の言葉を鵜呑みにしている、もしくは、せっかく質問しているのにそこから何も得られないという事態に陥ってしまうのです。

 

-質問の仕方に気を付けてみる-

 

疑問の先の危険性を防ぐためには、先述したように、疑問に対する仮説をたてたり、答えをどう自分に活かすかを考えることが必要になってくるわけですが、それらを考えられたら、更にその考えたこと、考えていることを相手にも伝えてあげるようにしてください。

そうすることで、質問する側も自分が本当に求めている良質な答えを得ることができますし、質問される側も答えやすくなるのです。

相手に伝えてあげるときに気を付けるとよいのは以下の3点です。

  1. 「私は○○ではないかと考えたんですが、先輩は実際に○○に関してはどうされていましたか?」と自分の考えや仮説を前置きする
  2. 「面接はどうされていましたか」ではなく、「敬語がうまく使えないのですが、面接での話し方などはどのように訓練されていましたか?」のように詳細な言い回しを心がける
  3. 「つまり、~~~ということですね」と質問に対する答えが返ってきたら、最後に自分の言葉で言い換える

これらを行うと、質問の意図や質問に対する答えの誤解を防ぐことができますし、答えが返ってきたときも自分に活かしやすくなると思います。

就活は自分の将来のことを深く考える良い機会ですから、本当に自分の知りたい情報を知るためにも、自分の納得のいく決断をするための良い材料を得るためにも、質問の仕方にこだわってみてはいかがでしょうか。

そして、この質問の仕方は就活にとどまらず、社会人になっても重要となってくることですので、学生のうちに自分なりの質問の仕方を探ってみるのもよいかもしれません。

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