裁量が大きいことが成長への近道ではない

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-裁量が大きい企業で働きたい-

「若手の裁量権が大きい企業で働きたい」
「裁量が大きい企業で働くことで成長したい」

ここ最近自己成長を求める就活生が口をそろえて言う言葉「裁量(権)が大きい」。
これは自分の考えによって何かを決めたり、判断したりすることのできる権利の大きさを示す言葉です。
では、裁量が大きいの「大きい」とはどういう意味での「大きい」を指すのでしょうか。
面接では意外にも、この「裁量が大きい」についてあまり深く聞かれないことがほとんどです。
しかし、入社後に、想像していた「裁量が大きい」と実際のギャップに苦しむのは自分ですから、そうならないためにもFITS MEな「裁量が大きい」について考えていきましょう。

-裁量が大きいのは広さか、深さか-

まずは、冒頭で述べた疑問について考えていきましょう。
裁量が大きいの「大きい」とはどういう意味での「大きい」を指すのか。
この裁量の「大きい」には2種類の「大きい」があると私は考えます。
それは広さと深さです。
広さの方は、職種関係なく幅広い仕事において決定権をもつことを指し、深さの方は、職種は一つしか所属しないけれど、その職種の中で様々な仕事の決定権をもつことを指します。
前者であれば、なぜ経営者となって起業するという発想に至らなかったのかを深堀してください。というのも、広さという視点で、裁量の大きさを求め、それによる成長を求めるのであれば、自分一人で何から何までやる可能性の高い起業の方が成長するとも考えられるからです。
一方後者の方は、なぜ一つの職種における裁量の大きさが成長につながるのでしょうか。また、裁量が大きいというと、ベンチャー企業に流れてしまいがちですが、その職種のプロを目指すという点でいうならば、時間はかかれど、大手の企業でプロを目指すこともできるのではないでしょうか。

それぞれ私が述べた深堀りの質問に対して、論理的に意味の通じる説明ができるのであればよいのですが、できない場合は、入社後に自分の想像とずれが発生してしまう可能性があるので、考え直してみる必要がありそうです。
そして、自分がどうして裁量権の大きい企業で働きたいのかという点がわかってきたら、今度は企業側とその点を照らし合わせましょう。
例えば、FITSは若手の裁量が大きいといわれるけれど、そもそも社員の20代の割合が大きいため、必然的に深さの面での裁量権は大きくなりやすいかもしれません。一方で広さの面では、確かに一部職種を兼任しているような社員やインターン生がいますが、特別そういった制度があるわけではありません。ですが、やりたいと手を挙げればやらせてくれる文化があることは事実です。
このように、学生側が求めるのが、広さや深さとはっきりしている一方で、企業側は一概にどちらかであるとは言い難い場合があります。
それを踏まえると、まずは自己分析で自分の求める成長環境とは何かを探り、ある程度明確化することが重要になってくると思います。

-いちはやく成長するための自己分析-

確かに裁量が大きいところで働けば成長はしやすいかもしれませんが、
成長するためには裁量が大きいところでなくてはならないということはありません。
また、どんな企業に入社しても、楽をして成長できるということはありませんから、
いち早く成長したいのであれば、「成長したいから若手裁量権の大きい企業」という短絡的な考えに走るのではなく、

そもそもなぜ成長したいのか
どう成長したいのか
どれくらいのスピード感で成長したいのか
成長するためには若手の裁量権が大きい以外の条件はないのか

など考えられる山ほどの疑問に一つ一つ答えていくことが重要になってきます。
そのため、この程度で十分だと思う程度の自己分析ではなく、これでもかという程の自己分析を行うことが成長への一番の近道だといえるでしょう。

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