-最後の決断-
就職活動において、最後の決断とは、
「卒業後、どの企業に就職するか。」あるいは「そもそも就職をするのか」
というものです。
いろいろ考えた上で、就職するのは辞めるという決断もあると思いますし、
いくら軸をもって就職活動をしているとはいっても、その軸に当てはまるのが1社のみとは限りません。
いずれにせよ、卒業後の進路を決断する時はやってきます。
そのとき、みなさんならどうやって最後の決断をしますか。
-結局は自分次第-
卒業後の進路は就職、院進、フリーになるなどなど様々ですが、この卒業後の進路の決断をするにあたって、多くの人がやることは以下のようなことです。
軸に最も当てはまっているものがどこの企業か比較する。
一つ一つの企業の制度や特徴を洗い出し、比較する。
家族や先輩など周りの人に相談して決める。
もちろん、以上のような決め方で良いと思います。
しかし、上記のように決断しようとしても、決まらないことがほとんどなのではないでしょうか。
比較しても、相談しても、もやもやと納得がいかない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、以下のように考えてみることをご紹介します。
結局いくつ内々定を得られようが、得られまいが、自分次第で未来はどうにでもできる。
どこに就職したとしても入社後の5年後、10年後にその企業に入ったことを後悔しないように行動し、努力するだけだ。
私たちはよく目先のことで悩んでしまいがちです。
この就職活動の例でいうならば、「どの企業に就職しよう」ということで悩んでいることが多いと思うのです。
確かにかつては、この企業に就職したら、その企業にずっと残り続ける(終身雇用)ことが当たり前で、「どの企業に就職するか」という決断が自分の将来の生き方を左右していました。
しかし、現在はどうでしょう。転職が一般的になりつつあり、「どの企業に就職するか」の先にある「どのように働き、どう過ごしていくか」という決断に重きが変わってきていると思うのです。
この変化を表しているのが就職活動における自己分析の質問であり、面接においてよく聞かれるようになった以下の質問です。
「あなたは将来どのような人間になっていたいですか」
「あなたは5年後どんな人間になっていると思いますか」
これらはまさに現在の就職活動における最後の決断に大きく関わっていると思います。
その時の自分の思い描く理想の姿があって、その理想の自分になるためには、どうすればよいか。もしこの企業に就職したら、理想の自分に近づけるか、近づけないか。
就職した後のもっと先のことを考えるのです。
そうすると、視界が開け、心も少しは楽になるのではないでしょうか。
-奥行きある視野をもつ-
目先のことで悩んでいるときは、その先のことを考えてみる。
これは視野が広いのではなく、視野に奥行きがあることだと思います。
奥行きとは時間軸における奥行きで、視野に奥行きがあるとは今のことや目先のことだけでなく、5年や10年といった長いスパンでモノごとを見れることです。
この奥行きのある視野は、社会人になってからも非常に重要なことだと思っていて、
今やっているこの仕事は5年後、10年後どうなっているだろうか。
今いるこの職場はどう変わっているだろうか。
等と長いスパンで物事を考える癖をつけておくといいと思います。
というのも、勿論、未来は決まっていないので、想像することしかできませんが、
この想像をすることで、理想の未来を描くことはできるからです。
理想の未来を描くことができればそこに近づくためにどうすればいいのかを考えることができます。
逆に言えば、未来を描けずして、そこに近づくことはできません。
できるのは近づくのではなく、時間の流れに流されることです。
一度きりしかない人生をどう過ごすかは皆さん次第です。
時間の流れに流されるのも、自分の理想通りの未来になるのも、全部自分次第です。
だからこそ、皆さんには自分でFITS MEな未来を描いていってほしいと思います。

2018年11月管理部アシスタントとして入社。
管理部では採用広報を務める。